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Saturday, June 20, 2020

染色体の病気調べる新型出生前検査、学会が条件緩和の新指針 - 読売新聞

 妊婦の血液から胎児にダウン症などの病気があるかどうかを調べる新型出生前検査(NIPT)について、日本産科婦人科学会(日産婦)は20日、実施を認める医療機関を小規模な診療所にも拡大する新たな指針を同日の理事会で承認した、と発表した。厚生労働省に報告して了承されれば運用を始める。

 新型検査は3種類の染色体の病気を調べる。病気がわかれば人工妊娠中絶する人が多く、実施には慎重論もある。そこで日産婦は、実施条件を示した指針を作り、大学病院など109医療機関を認定している。

 だが、指針に拘束力はなく、認定外のクリニックが急増してトラブルも起きている。日産婦は昨年3月に指針を見直して条件を緩め、妊婦が受診しやすいよう認定先を増やすことにしたが、日本小児科学会などの反発で凍結。最近になって合意を取り付けた。

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