3強に“待った”をかけるのは牝馬だ。20年、古馬の牡牝混合G1では、ここまで牝馬が7勝と大活躍。今回も三冠馬のアーモンドアイとデアリングタクトが注目を集めているが、忘れてはならないのが19年の2着馬カレンブーケドール。重賞Vこそないものの、G1で3度の連対があり実績は十分。しかも、東京芝2400メートルを得意としている。不気味な存在だ。
20年に入って古馬の牡牝馬混合G1は9レースが行われ、そのうちグランアレグリア(安田記念、スプリンターズS、マイルCS)、アーモンドアイ(天皇賞・秋)、ラッキーライラック(大阪杯)、クロノジェネシス(宝塚記念)、モズスーパーフレア(高松宮記念)の5頭の牝馬が7レースで勝利。牝馬が存在を示している。
今回の豪華メンバーを見て、国枝師が「目立たなくてかわいそうだよね」とつぶやく。その馬は4歳牝馬のカレンブーケドール。牝馬といえば、同師のもう1頭の管理馬アーモンドアイと今年の三冠牝馬デアリングタクトに注目が集まっているが、ブーケドールもG1で3度の連対実績があり、昨年は勝ったスワーヴリチャードから3/4馬身差の2着に好走した。昨年のオークスでも2着に入っており、府中二四の実績は十分だ。
前走のオールカマーは2着。念願の重賞初Vとはならなかったものの、トレーナーは「スローで折り合いを欠きながらも、しまいは頑張ってくれた」と評価する。19年との比較についても、「パワーアップしている。体もそうだし、気持ちの部分でも落ち着いている」と成長ぶりを強調する。
追い切り前日の24日は美浦坂路で軽めの調整を行い、状態の良さをアピールした。指揮官は「この馬はいつもいい競馬をしてくれる。クロノジェネシスとも好勝負をしているしね」と前を見据える。牝馬は三冠馬2頭だけではない。第三の牝馬が、状態の良さ、舞台適性の高さ、立ち回りのうまさを生かし、3強にひと泡吹かせるシーンを演出する。
提供:デイリースポーツ
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November 25, 2020 at 04:00AM
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【ジャパンC】カレンブーケドール3強に待った 得意条件でひと泡吹かせる! - netkeiba.com
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