米航空会社 ユナイテッド・エアラインズ・ホールディングスはジャンク級(投機的水準)の債券22億5000万ドル(約2400億円)規模の起債で条件の引き上げに動いている。事情に詳しい関係者が明らかにしたもので、老朽化した機体を担保に設定したことに投資家が懸念を示したためだ。
匿名で語った関係者によると、同社は利回り11%を提示。当初想定していたのは9%台前半だった。3年債と5年債の2本立てとなる今回の起債への応募は7日午前時点で約15億ドルにとどまっていたという。
関係者によれば同社は、破産法適用を申請した場合には額面価格を上回る金額で償還されるいわゆる「メークホール条項」も追加した。
起債に対する需要の弱さを伝えるブルームバーグの報道を受け、ユナイテッドの株価は7日、上げ幅を縮小した後、値下がりに転じ、結局0.7%安の22.75ドルで引けた。
主幹事のJPモルガン・チェースと、ユナイテッドの担当者はコメントを控えた。
原題:
United Airlines Slaps 11% Yield on Struggling Junk Bond Sale (3)(抜粋)
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May 08, 2020 at 08:49AM
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ユナイテッドがジャンク債需要喚起に苦戦、条件引き上げに動く - ブルームバーグ
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