先週の新興国市場では株式が2011年以来の大幅安。通貨も下落した。新型コロナウイルスの感染が韓国やイラン、ブラジルに至る世界各地に広がったことが響いた。通貨と株式の指数はいずれも月間ベースで2カ月連続の下落。債券スプレッドは昨年8月以来の水準に拡大した。
2月28日終了週の主なニュースは以下の通り。
主なニュース:
- 中国以外の地域で新型ウイルスの 感染拡大が進んでいることから、パンデミック(世界的な大流行)になる可能性があるとの懸念が強まっている
- タイとマレーシアの主要株価指標が弱気相場入りしたほか、インドネシアとフィリピンも弱気相場入りに近づいている
- マレーシアのマハティール首相は24日、国王に辞表を 突然提出し、同首相率いるマレーシア統一プリブミ党(PPBM)は与党連合から離脱した
- 韓国銀行(中央銀行)は27日、新型ウイルスによる経済的打撃の証拠が増える中、2020年の成長率予想を 引き下げた。ただ、政策金利である7日物レポ金利は据え置くことを決めた
資産別指数: | 週間 | 月間 |
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MSCI 新興市場指数 | -7.3% | -5.4% |
MSCI 新興国通貨指数 | -0.6% | -1.5% |
ブルームバーグ・バークレイズ新興国市場の自国通貨建て国債指数 | -0.3% | -0.3% |
アジア:
- 中国人民銀行(中央銀行)の陳雨露副総裁は新型ウイルス感染拡大に対応して人民銀が預金基準金利を引き下げるかどうかを
検討中だと語った
- 人民銀は実体経済の支援を強化するとして、金融政策の 柔軟性維持に一段と重点を置く方針も示した
- インドネシア銀行(中央銀行)はドル供給の拡大および公開市場での政府証券購入を通じて市場介入を強化した。同国の通貨や株式、債券が大きく売られたことに対応する措置
EMEA:
- 南アフリカ共和国は経済成長の急減速、および資金難に陥った国有企業からの支援要請拡大により、財政赤字がこの世代で最も高い水準に膨らむ見通し
- トルコとロシアの間で 緊張が高まっている。シリア・イドリブ県での同国政府軍による空爆でトルコ兵少なくとも33人が死亡したのを受け、トルコのエルドアン大統領は西側同盟国への軍事支援要請に動きだした。トルコは欧州への新たなシリア難民流出を警告している
中南米:
- ブラジル中央銀行は通貨レアルが最安値を更新したことを受け、レアル下支えに向け通貨スワップ入札を通じた介入を実施した
- メキシコ中央銀行は今年の成長予測を引き下げた上で、インフレが目標水準に鈍化するには想定よりも時間がかかると表明。景気刺激に向けた利下げの余地は限定されていることを示唆した
今週発表のデータ |
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原題: EM Review: Global Spread of Virus Hammers Demand for Risk Assets(抜粋)
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March 02, 2020 at 04:09AM
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【先週の新興国市場】リスクオフ広がる、世界に新型ウイルス拡散 - ブルームバーグ
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