2020年10月09日11時17分
キルギスのジェエンベコフ大統領＝２０１８年１２月、ビシケク（ＡＦＰ時事）
【ビシケクＡＦＰ時事】４日投票の総選挙後、混乱が続く中央アジア・キルギスのジェエンベコフ大統領は９日、条件付きながら「辞める用意はある」と表明した。自身のサイトで公表した。新たな選挙の日程が決まり、議会や大統領府によって新政府が承認された後、辞任は可能になると主張している。
大統領は「合法的な政府がきちんと認められ、誰もが法に従う暮らしに戻った後、私はキルギス大統領という職を辞する用意がある」と述べた。
ただ、この表明の数時間前、大統領府はジェエンベコフ氏の辞任について「問題外」と宣言したばかりで、政権中枢の混乱ぶりがうかがえる。退陣を求めて抗議活動を強める野党勢力が、ジェエンベコフ氏の提示した条件を受け入れるかどうかも分からない。
既に議会議事堂は政府の管理下にない。ジェエンベコフ氏は、議員が審議できるよう法執行機関が保証すべきだと訴えた。野党もばらばらで、政権樹立を主張する集団もいれば、検察や内務省を乗っ取ったと宣言する勢力もある。 
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October 09, 2020 at 09:17AM
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キルギス大統領「辞める用意あり」 新政府承認後と条件付き - 時事通信ニュース
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