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Thursday, October 8, 2020

「夕焼けパンダ」現れて…条件整うのは年2日のみ、12日にオンライン中継 - 読売新聞

 水平線に沈む夕日が、鉄塔のアンテナに重なり、パンダの顔のように見える。名付けて「夕焼けパンダ」。そんな珍現象のオンライン中継を、兵庫県の明石市立天文科学館が12日夕に企画している。毎年春と秋の2日しか条件が整わないらしい。天候にも左右され、最後に見られたのは3年半前。関係者は「今回こそは“出没”を」と期待する。(近藤修史)

 夕焼けパンダの発見は、偶然だった。2013年10月12日のことだ。太陽の沈む位置を記録するため、天文科学館が連日、夕日の写真を撮り続けていた。

 その日、夕日が沈んだ方向は、科学館と1・4キロ西にあるNTT西日本の鉄塔を結んだ、西の果て。科学館から見た夕日が、アンテナに重なった瞬間、奇跡が起こった。直径約4メートルの二つのアンテナがパンダの目元に見え、小さなアンテナ群が耳や鼻のシルエットを浮かび上がらせたのだ。

 太陽は日ごとに少しずつ、沈む位置がずれていく。この絶妙な軌道に乗るのは、毎年3月1日頃と10月12日頃の年2日だけ。晴天の条件が欠かせず、これまでに発見時と17年3月の2回だけしか、確認できていない。

 科学館の塔時計14階にある展望室という観賞スポットにも、秘密がある。地上からアンテナを見てもまぶしいだけで、まるでパンダには見えない。さらには街の西側には播磨灘が広がり、夕日の観賞を遮る山や高層ビルがないことも、重要な条件なのだ。

 科学館は14年3月から半年ごとに、子どもら向けの観測会「夕焼けパンダ見てみ隊」を企画。今回はコロナ禍とあり、動画投稿サイト「ユーチューブ」の公式チャンネルで初めて中継することにした。

 中継は午後4時45分から。井上毅館長が夕焼けパンダについて解説し、日没直前の同5時25分から、夕焼けパンダの出現を見守るという。

 神戸地方気象台によると、台風14号は12日には北海道の東沖で温帯低気圧となっている見込みだが、県内は湿った空気の影響で曇りの予報。市シティセールス課の担当者は「ただただ、祈るしかない」と話す。

 問い合わせは天文科学館(078・919・5000)。

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October 09, 2020 at 05:57AM
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