「カッコいい」という概念は20世紀の文化に大きな影響を与えてきたという小説家の平野啓一郎さん。この言葉に様々な視点から独自の分析を行って、明確に言語化した著作『「カッコいい」とは何か』を上梓されている平野さんに「カッコいい」の本質とは何かを伺った。 ◆特集/大人の“カッコいい”を取り戻せ
先の見えない混沌とした現代にあっても、しっかりと覚悟をもって社会と対峙しているカッコいい大人を編集部の目でピックアップし、ご紹介していく今回の特集。7人目にご紹介するのは、芥川賞作家の平野啓一郎さん。 2016年出版、2019年に映画化されたベストセラー作品『マチネの終わりに』をはじめ、芸術選奨文部科学大臣新人賞受賞『決壊』、読売文学賞受賞『ある男』など多くの人気作品で知られています。 平野さんは作品を執筆していく中で、20世紀の文化に大きな影響を与えてきた「カッコいい」という概念についてきちんと論じられている本がないことを知り、様々な視点から独自に分析を行い、明確に言語化した著作『「カッコいい」とは何か』を上梓されています。 そんな「カッコいい」を知り尽くす平野さんに、大人たちに向けて“カッコいい”の正体とは何か、そして“カッコいい大人”として今、何が必要なのかを小誌・石井編集長がたっぷりと伺いました。
そもそも“カッコいい”は、しびれる、鳥肌が立つといった素朴な体感(平野)
石井 「『「カッコいい」とは何か』という平野さんの著書を拝見して、これはぜひお話を伺いたいと思いまして。“カッコいい”という感覚的な言葉を、語源や歴史、時代背景など多方面から丁寧に分析、言語化されていて、なるほどと膝を打つ部分が多かったです」 平野 「ありがとうございます」 石井 「著書では、自分にとっての“カッコいい”とは何か?を考えることは、いかに生きるべきかを考えることであり、カッコいい人は人生の指標になりえると。今回の特集では、“大人のカッコいいを取り戻す”ということがテーマなのですが、今はカッコつけることは、カッコ悪いと捉えられる時代でもあるわけですよね」 平野 「そもそも“カッコいい”は、しびれる、鳥肌が立つといった素朴な体感で、自分はこういうものにしびれるんだ、という自己発見でもあります。一方、カッコつけるというのは、その対象に憧れて実質が伴ってないのに表面だけを繕うというイメージです。 メッシを目指してサッカーの練習を頑張っている少年は、表面ではなく実質を磨いているわけで、カッコつけるとは言いませんよね。カッコつけるというのは、最初からネガティブなニュアンスがあったんです。カッコつけマンなんて言葉もありました」
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August 27, 2020 at 07:20AM
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