ポンペオ米国務長官が9日(現地時間)、北朝鮮との対話再開に意欲を示し、高官レベルの会合の可能性に触れたのには、「3回目の米朝首脳会談の開催」という話題を当分の間、引っ張っていく狙いがあるとみられる。
最近、トランプ米大統領が「役に立つなら(金正恩委員長に)会う」として米朝首脳会談の議論に突破口を開き、米政権がこれを後押しする格好だ。「オクトーバー・サプライズ」(11月大統領選直前に支持率を上げるための政治イベント)の素材に米朝首脳会談を使う可能性を開いたのだ。
ポンペオ氏は同日、メディアとの電話カンファレンスで、米朝首脳会談の開催に関する質問を受け、「北朝鮮との対話を続けることを望んでいる」と述べた。外交的なレトリックよりも強力なニュアンスが含まれている。
ポンペオ氏は、対話の形態については、実務レベルの会談になる可能性があり、条件が合えば「高位指導者」の会談になる可能性もあると説明した。「首脳会談」という表現を使はなかったが、トランプ氏と正恩氏が会う可能性を示唆したとみられる。ポンペオ氏は、「相手方(北朝鮮)と進めている対話については控える」とし、北朝鮮とある種の議論を進めているというニュアンスを漂わせた。ただし、「(北朝鮮との対話を)誰がどのように、いつするのかについては、今日は話さない」と慎重な態度を見せた。
ポンペオ氏はまた、「私たちは韓半島全域に平和と安定をもたらす良い成果を出せるよう意味のある対話を行いたい」とし、「私たちはこれをシンガポール(第1回米朝首脳会談)で設計した」と強調した。
兪載東 jarrett@donga.com
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July 11, 2020 at 06:12AM
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米国務長官、「条件合えば、指導者の会談も」 - 東亜日報
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