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Monday, June 29, 2020

リバティ、F1に対する融資条件を緩和。コロナ危機乗り切りをサポート - Motorsport.com 日本

 F1のオーナー企業であるリバティ・メディアは、F1に対する29億ドル(約3120億円)の融資に対する条件を変更。これによりF1は、2021年の終わりまで財政的な余裕を手にすることができ、CEOのチェイス・キャリーは、この借入条件の変更によって、F1が新型コロナウイルスによる危機を乗り越えるのに役立つと語る。

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 F1に対する29億ドルの融資と5億ドル(約538億円)の信用枠は、貸し手側が融資の最大額を指定するか、義務付けられた利益に対する負債の比率によって管理されている。

 通常であればF1は十分な利益を上げることができるため、その比率を低く保つのは難しいことではなかった。しかしF1の2020年の利益は、新型コロナウイルスの影響を大きく受けるのは必至。さらに2021年にもこの影響が及ぶ可能性は高いため、F1は前述の取り決めを遵守できない恐れがあった。

 しかしリバティ・メディアは、このリスクに対処。「特定の追加条件をF1が遵守することを条件に、借入額の財務制限の条項は2022年1月1日まで適用されない」とした。つまり、F1が困難なこの2年間を乗り越えるのを手助けするため、本来の契約条件は2021年末まで適用されないということだ。

 キャリーCEOは、この変更は、F1にとって大きな後押しになると語った。

「債務制限に対するこの新たな柔軟性、そして強力な貸借対照表と十分な流動性により、この困難な時期を乗り切ることができるはずだ」

 

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