［香港 ２８日 ロイター］ - 中国株式市場は続落。投資家は「香港国家安全法」を巡る米中関係の悪化を嫌気するとともに、午後に全国人民代表大会（全人代、国会に相当）の閉幕を控え、一段の景気刺激策の手がかりが得られるか様子見姿勢を取っている。 上海総合指数は０．４％安の２８２６．９１。序盤に付けた１週間ぶり高値から反転下落した。 上海と深センの株式市場に上場する有力企業３００銘柄で構成するＣＳＩ３００指数も０．４％下落した。
第一上海証券のチーフストラテジストは、投資家は政策待ちで慎重な動きを見せた、と指摘。全人代閉幕後の李克強首相の記者会見で、不動産やインフラ建設業などの支援策が発表されるとの期待があるという。
一方、全人代で「国家安全法」を香港に導入する方針は採択される見通しだが、実際、香港がいつどのように施行するかは不透明だ。
ポンペオ米国務長官は２７日、「国家安全法」について「香港の自治と自由を根本的に損なっている」と批判。これを受けて、リスク資産を敬遠する動きが加速した。
香港株式市場も下落した。 ハンセン指数は１．８％安の２万２８７８．９８。 ハンセン中国企業株指数（Ｈ株指数）は１．１％安。
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May 28, 2020 at 01:47PM
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中国・香港株式市場・中盤＝ともに下落、全人代閉幕にらみ様子見 - ロイター
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