政府が緊急事態宣言の全面解除に合わせて策定する経済活動再開に向けた目安の詳細が25日、分かった。コンサートや展示会などは全面解除に合わせて開催を容認するが、約3週間後の6月18日までは上限人数を屋内で100人、屋外で200人、または収容人数の50%以内との条件を付けた。上限人数と「50%以内」の条件は、どちらか小さい方を限度とする。

同月19日以降の上限人数は屋内・屋外とも1000人とする。同日以降はプロ野球などのスポーツイベントも無観客での開催を容認する。

7月10日以降の上限人数は屋内・屋外とも5000人とした。屋内のイベントに限っては収容人数の50%以内との条件を付け、屋外は「できれば2メートル」という十分な間隔を空けるよう求めた。

その後は感染状況を見極め、8月1日をめどに上限人数を撤廃するが、屋内では収容人数の50%以内との条件を変えず、屋外でも十分な間隔を空けるよう求める。

都道府県をまたぐ不要不急の移動は5月末まで自粛を呼び掛け、6月18日までは5つの都道県との間の移動は慎重に対応するよう促す。19日以降は自粛は求めない。

各都道府県内の観光振興は6月1日以降に徐々に再開し、7月10日以降は都道府県をまたぐものを含めて段階的に再開する。8月1日をめどに全面的に再開する。(共同)