新型コロナウイルスの集団感染が2月に起きた韓国南東部の大邱(テグ)市は、この2カ月余りで流行の抑え込みに成功した。日本では政府が緊急事態宣言を延長する意向を表明し、都道府県知事が取る対策に注目が集まる。危機を乗り切った大邱の現場を歩いた。
タクシーに残る消毒液のにおい
新型コロナウイルスの集団感染が2月に起き、韓国政府が特別管理地域に指定して防疫を強化した韓国南東部・大邱(テグ)市を4月末の平日午前に訪ねた。
中心部の駅構内は閑散とし、客待ちタクシーが数十台、列をなしている。運転手たちは集まって雑談し、暇をもてあましていた。感染に対する恐れは残っており、市外から訪れる人はまだ少ないようだ。
タクシーの後部座席に体を預けると、消毒液の臭いがかすかに鼻孔に入り込んでくる。70代の男性運転手が、こちらの気持ちを察したのか、ひとりで語り始めた。「お客さんが乗った後は必ず消毒液をまきます。ただ、降ろした直後は避ける。お客さんが気づいて不快に思うといけないから」。駅の人出の少なさとタクシーの防疫への意識。新型コロナウイルスへの警戒感は今も強いようだ。
集団感染は市内で1万人の信者を抱える新興宗教団体の礼拝で起きた。ピークには1日741人の感染者が出て、医療崩壊の一歩手前まで追い込まれた。
拡大する大邱の伝統的な市場で、新型コロナウイルス対策のため消毒液をまく韓国軍兵士=AP
感染が市外に広がるのを防ぐため、政府は外出自粛を要請。人々もそれに応え、大邱は「陸の孤島」と化していた。4月上旬から大邱の感染者数の増加は1けた台に抑えられているが、累計では7千人近い。
ごった返す買い物客
朝鮮時代にできた市場が起源とされ、約5千の店がひしめく西門市場に向かった。韓国有数の市場で、感染のピークには史上初めて1週間、営業をやめていた。市場近くに大きな病院があった。ガラスの外壁を覆うほどの垂れ幕には、こう書かれていた。「新型コロナウイルスの拠点病院 地域の皆さんの安全のため最善を尽くします」
車窓から市場の入り口に目を向け、思わず目を見張った。
駅で見た警戒感とは正反対の景…
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May 04, 2020 at 08:35AM
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コロナの危機、しのいだ韓国の街 市場は再び「3密」に [新型コロナウイルス] - 朝日新聞デジタル
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