9日の東京原油市場で原油の先物価格が記録的な急落となりました。新型コロナウイルスの感染拡大に加え、OPEC=石油輸出国機構と非加盟国のロシアが減産で合意できず、国際的な原油価格が急落した影響を受けたためです。
9日の東京商品取引所は原油の先物に売り注文が膨らみ、取り引きの中心となる先物価格の9日の終値は1キロリットル当たり2万1760円と、先週末と比べて1万1200円、率にして34%の値下がりとなりました。
これは原油の先物が2001年に上場して以来、終値の下落幅としては最大となります。
原油の先物価格が急落したのは、新型コロナウイルスの感染拡大で世界経済が今後停滞し石油の需要が減少すると見込まれる中、OPEC=石油輸出国機構と非加盟のロシアが減産の規模拡大や協調減産の継続で合意できなかったことを受けて国際的な原油価格が急落し、東京市場の価格にも影響したためです。
市場関係者は「減産で合意できなかったサウジアラビアが逆に増産を決めたという情報も伝わり、市場は産油国間の競争がさらに激しくなれば市場の混乱が続くおそれがあると懸念を強めている」と話しています。
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March 09, 2020 at 02:51PM
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原油価格 東京市場でも大幅値下がり - NHK NEWS WEB
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