新型コロナウイルス感染症対策専門家会議は3月9日、「新型コロナウイルス感染症のクラスター(集団)発生のリスクが高い日常生活における場面についての考え方」を発表した。
これまで感染が確認された場に共通するのは、「換気の悪い密閉空間」「人が密集していた」「近距離での会話や発声が行われた」という3つの条件が同時に重なった場となっている。こうした場ではより多くの人が感染していたと考えられる。
これら3つの条件がすべて重ならないまでも1つないし2つの条件があれば、なにかのきっかけに3つの条件がそろうことがある。
例えば、満員電車では、「換気の悪い密閉空間」「人が密集していた」という条件はあるが、「近距離での会話や発声が行われた」はあまりない。しかし、場合によっては「近距離での会話や発声が行われる」ことがある。
また、一連の活動のなかで多くの時間は3つ条件がそろわなくても、あるときにはそうした機会があることがあります。例えば、通常の野外スポーツをしている際には3つの条件はそろわないが、着替えやミーティングにおいては、条件が重なることがある。そのため、3つの条件ができるだけ同時に重ならないようにすることが対策となると指摘している。
上記の条件の他に、共用の物品を使用していたという場面もある。こうした状況では接触感染がおこる場合がある。これまで、換気の悪い閉鎖空間で人が近距離で会話や発語を続ける環境、例えば、屋形船、スポーツジム、ライブハウス、展示商談会、懇親会等での発生が疑われるクラスターの発生が報告されている。
なお、不特定多数が参加するイベントは、感染拡大のリスクが高いだけでなく、クラスターが発生したときに感染源の特定、接触者調査が困難となり、クラスターの連鎖につながるリスクが増加する。イベントの特徴に応じて可能な場合には、主催者があらかじめ参加者を把握できているほうが感染拡大のリスクを下げることができると提言している。
■クラスター(集団)の発生のリスクを下げる3原則
クラスター(集団)の発生のリスクを下げるための3つの原則として、「換気を励行する」「人の密度を下げる」「近距離での会話や発声、高唱を避ける」を上げている。
窓のある環境では、可能であれば2方向の窓を同時に開け、換気を励行する。ただ、どの程度の換気が十分であるかの確立したエビデンスはまだ十分にない。
人が多く集まる場合には、会場の広さを確保し、お互いの距離を1~2メートル程度あけるなどして、人の密度を減らす。
周囲の人が近距離で発声するような場を避けてほしい。やむを得ず近距離での会話が必要な場合には、自分から飛沫を飛ばさないよう、咳エチケットの要領でマスクを装着するかしてほしい。
これらに加えて、こまめな手指衛生と咳エチケットの徹底、共用品を使わないことや使う場合の充分な消毒は、感染予防の観点から強く推奨されるという。
■新型コロナウイルス感染症対策の見解
(新型コロナウイルス感染症対策専門家会議)
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March 10, 2020 at 08:00AM
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