欧米市場の株式、債券、為替、商品相場は次の通り。
◎NY外為:円が主要通貨に対して下落-成長懸念後退で株が上昇
4日のニューヨーク外国為替市場では、円が主要10通貨全てに対して値下がり。成長減速懸念を緩和させるため世界の中央銀行が潤沢な流動性供給を続けるとの見方から、米国株が大幅高となったことが手掛かり。
- ブルームバーグ・ドル・スポット指数は小幅安
- ドルは主要通貨に対して高安まちまち-資源国通貨とポンドに対して下げた一方、ユーロや逃避通貨に対しては上げた
- 主要10通貨のインプライド・ボラティリティー(IV)は大半が低下
- 新興国通貨には投資資金が流入し、昨年12月半ば以来の大幅な上げ
- ドルは米国債利回りの急上昇に支えられた
- 今週は四半期定例入札の規模発表が行われる
- 12月の米製造業受注は1.8%増、市場予想は1.2%増-前月は下方修正
- クドロー米国家経済会議(NEC)委員長は、新型コロナウイルス感染拡大の米経済への影響は「 最小限」にとどまるとの見解を示した。また中国での工場の操業停止は米国の生産を後押しする可能性があると指摘。第1段階の貿易合意に伴う「輸出ブーム」は新型ウイルスの影響で遅れる可能性があるとの認識を示した
- 関連記事: トランプ米政権、WTO政府調達協定からの離脱を検討-関係者
- ニューヨーク時間午後4時40分現在、ドル指数は0.1%未満低下
- ドルは対円で0.8%高の1ドル=109円53銭。一時109円54銭と、1月24日以来の高値を付けた
- ユーロは対円で0.6%高の1ユーロ=120円98銭-200日移動平均の120円62銭を上回った
- ポンドは対ドルで0.3%高の1ポンド=1.3029ドル
- ユーロは対ドルで0.1%安の1ユーロ=1.1045ドル
原題:Yen Falls Broadly Amid Receding Growth Concerns: Inside G-10(抜粋)
◎米国株・国債・商品:株が大幅続伸、景気見通しを楽観-国債は下落
4日の米株式相場は続伸。S&P500種株価指数は昨年8月以来の大幅高となった。米国債は下落。中国市場での売りが落ち着いたことから、世界経済は新型コロナウイルス感染拡大の影響に耐えられるとの観測が広がった。
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S&P500種株価指数はここ2日間の上昇率が2.2%になったほか、ナスダック総合と同100指数はいずれも最高値を更新した。先週に相場が大きく下げた後、リスク資産に投資資金が戻ってきた。欧州と新興国市場の株式相場も上昇。一方、米国債と金は下落。原油も続落。個別銘柄では、テスラが大幅続伸。
S&P500種は前日比1.5%高の3297.59。ダウ工業株30種平均は407.82ドル(1.4%)上げて28807.63ドル。ナスダック総合は2.1%上昇して9467.97。ニューヨーク時間午後4時43分現在、米10年債利回りは8ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の1.60%。
中国政府がウイルスを同国の湖北省に封じ込め、経済成長を支えようと措置を講じていることから、市場では一定の安心感が広がっているようだ。ただし渡航制限は続き、マカオではカジノがさらに2週間休業となるなど企業の一時休業は増えている。株式相場の強気派は強い企業利益や中央銀行による支援約束に注目。トレーダーらはアイオワ党員集会の 結果も待っている。
MUFGユニオンバンクのチーフ金融エコノミスト、クリス・ラプキー氏は「新型コロナウイルスはリスクではあるが、景気見通しへの重大なリスクではないというのがこの日の株式相場から学んだことだ。景気見通しは常に企業利益を支える」と指摘。「コロナウイルスで年内の米リセッション(景気後退)確率が高まるわけではない」と述べた。
ニューヨーク原油先物相場は続落し、1年ぶりに1バレル=50ドルを割り込んで終了した。新型コロナウイルスの影響で経済活動がまひするとの見通しが重しになった。石油輸出国機構(OPEC)と非OPEC主要産油国で構成する「OPECプラス」は、緊急措置を検討している。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物3月限は50セント(1%)安の1バレル=49.61ドルで終了。ロンドンICEの北海ブレント4月限は49セント安の53.96ドル。
ニューヨーク金先物相場は3日続落。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物4月限は1.7%安の1オンス=1555.50ドルで終了。
原題: U.S. Stocks Surge, Treasuries Sink on Economy Bets: Markets Wrap(抜粋)
Oil Dives to One-Year Low on Fear Virus Will Crimp Oil Demand
Commodity Rebound Belies Demand Concerns Still Worrying Markets
◎欧州債:英国債が下落、ドイツ債も安い-逃避買いの巻き戻しで
4日の欧州債市場では英国債とドイツ債が下落。安全資産としての逃避買いが巻き戻されたほか、英国の統計が市場予想を上回ったことが影響した。
- 英国債はベアスティープ化。英建設業のPMI統計が市場予想を上回ると、英中銀の緩和観測が後退した
- 短期金融市場が織り込む英中銀の次回25ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)利下げは2021年1月となっており、前日の11月から後退した
- ドイツ債はベアスティープ化。英国債と米国債をアウトパフォームした
- イタリア債はほぼ変わらず。周辺国を上回るパフォーマンスだった
- ドイツ10年債利回りは3bp上げてマイナス0.41%、英10年債利回りは4bp上げて0.55%、イタリア10年債利回りは1bp下げて0.95%
- ユーロ参加国の国債利回りとスプレッドの一覧はこちらをクリックしてください
原題:
Gilts Lead Bund Lower As Haven Buying Unwinds; End-of-Day Curves(抜粋)
(NY外為と米国株・国債・商品を更新します)
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February 05, 2020 at 04:35AM
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