緑鮮やかな青梅が店頭に並ぶ時季になりました。この時季になると梅酒を仕込む方も少なくないと思います。しかし、いざ仕込もうと思ったら、去年漬けた梅酒の梅がまだガラス瓶の中に残っていることはありませんか。
この梅はそのまま食べるだけでなく、梅ジャムにするといいそうです。発酵食コーディネーターで料理研究家の加藤なぎささんに作り方を伺いました。
アルコール分は煮ればOK
梅酒の梅をジャムにすると、アルコール分があってお子さんは食べられないのではないでしょうか。
「梅酒のアルコールは、ジャムを煮る過程で飛んでしまうので大丈夫です。梅酒の香りだけが残るジャムになります。また、梅酒の梅は1年経っても固いままのものと柔らかくなっているものがあります。
ジャムはトロッとしていないと美味しくないので、煮ながら時々果肉の柔らかさをチェックするのが美味しく作るポイントです」(加藤さん)
梅酒の梅を使ったジャムの作り方
【材料】
・梅酒の梅の実:500g
・砂糖:100~250g(作る前に梅を食べてみて、甘さの感じで調節する)
・レモン汁:1/4個分
・熱湯消毒した密封ガラス瓶(ジャムの空き瓶でも可)
【作り方】
(1)梅の実をザルに広げ、皿などで軽く重石をして実に含まれる梅酒分をしぼる。
(2)鍋に1を入れ、実がかぶるまで水を入れて火にかけ、沸騰したら弱火にして柔らかくなるまで20分程度煮る。
※梅の実が1の時点ですでに柔らかければ煮ないで4の手順に進む。
(3)ザルに2を上げて水を切り、30分程度冷ましてから手で種を取り除く。
(4)種を取った3を鍋に戻し、砂糖とレモン汁を加えて弱火でとろみがつくまで煮込む。冷めると固くなるので、少しゆるい程度でOK。
(5)熱湯消毒した瓶に詰めて冷蔵庫で保存。長期保存も可。
「できた梅ジャムは酸味のある爽やかな味になります。パンにつけるのはもちろん、ヨーグルトや水、炭酸に溶かして梅ドリンクにしてもおいしくいただけます」(加藤さん)
健康効果も高い梅。梅酒だけでなく、漬けた梅の実も最後まで味わいつくしましょう。
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