■熊本の旬を美味しく 渡辺夏子の楽しレシピ
桜の開花を喜んだのもつかの間。春の陽気を通り越し一気に夏! 日中は汗ばむほどで、夕飯も温かい汁物より冷たいおかずが恋しくなってきました。
さて今回ご紹介するのは冷製中華料理の定番であるバンバンジー。
一般的にはゴマだれを用いることが多いようですが、今回はカレー粉を加えややスパイシーな初夏の味に仕上げました。さっぱりとした鶏むね肉とシャキシャキのキュウリに濃厚だれがよく絡みいくらでも食べられます。
おいしく作るコツは鶏むね肉を煮すぎないこと。5分ほど煮たらすぐに火を止め、ふたをして冷めるまで余熱で火を通しましょう。
最近は電子レンジで手軽に作るレシピがはやっているようですが、むね肉のしっとりしたおいしさを味わうにはこのやり方が一番!
残ったゆで汁はスープや炊き込みご飯に使っても良し。ラー油をかけて辛さをプラスし、よく冷やしたビールのおともにもいかがでしょう?
■レシピ
材料(作りやすい分量) 鶏むね肉1枚300g ネギの青い部分5cm分 ショウガ(スライス)2~3枚 チキンブイヨン500cc A【酒、薄口しょうゆ、みりん各大さじ1】 たれ【練りゴマ大さじ4、酢大さじ2、砂糖大さじ2、しょうゆ大さじ3、カレー粉小さじ2】 キュウリ(細切り)1本分 ミニトマト5個
作り方 ①鶏むね肉は皮と余分な脂肪を取り除き、室温に戻す。たれの材料をボウルで混ぜ合わせる②鍋にチキンブイヨン、ネギ、ショウガ、Aを入れて火にかける。煮立ったら水200ml(分量外)を注いで温度を下げ、鶏むね肉を加える。ゆで汁が再びフツフツしてきたらさらに5分ほど煮て、火を止める。ふたをして鍋ごと冷ます③②を食べやすく裂き、皿に盛る。キュウリとミニトマトを添え、たれをかける。※調理時間に鶏肉を室温に戻す時間やゆで汁ごと冷ます時間は含まない。
POINT 残ったゆで汁は塩で味を調え、ワカメや溶き卵を加えてスープとして楽しんで。
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