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Monday, November 23, 2020

11月23日の海外株式・債券・為替・商品市場 - ブルームバーグ

欧米市場の株式、債券、為替、商品相場は次の通り。

◎米国市況:株が反発、経済活動正常化への期待で-原油続伸

  23日の米株式相場は反発。経済活動が平時に戻った際に最も恩恵を受ける銘柄を買う動きが広がった。対照的にテクノロジー株は比較的軟調となった。

  • 米国株は反発、投資家は経済活動の正常化を視野に
  • 米国債は下落、10年債利回り0.85%
  • ドル指数上昇、米経済指標が良好-円は振るわず
  • NY原油続伸、ブレントは一時8カ月ぶり高値-ワクチン期待
  • 金スポット反落、4カ月ぶり安値-逃避需要が後退

  バイデン次期米大統領が財務長官に連邦準備制度理事会(FRB)前議長のジャネット・イエレン氏を指名する 計画だと関係者が明らかにした後、S&P500種株価指数は一段高となった。イエレン氏は先頃、失業率上昇を食い止め、中小企業の事業継続を可能にする財政支出法案が米議会を通過しなければ、景気回復は不均衡で小規模にとどまるとの見方を示していた。

  S&P500種は前週末比0.6%高の3577.59。ダウ工業株30種平均は327.79ドル(1.1%)高の29591.27ドル。ナスダック総合指数は0.2%上昇。ニューヨーク時間午後4時59分現在、米10年債利回りは3ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の0.85%。

  インディペンデント・アドバイザー・アライアンスの最高投資責任者(CIO)、クリス・ザカレリ氏は、イエレン氏の指名は「市場に優しい人選と受け止められる」と指摘。「最低限でもパウエルFRB議長と良好な関係を築ける公算が大きい」と語った。

  ナスダック100指数はほぼ変わらず。ラッセル2000指数は2%近く上昇し、月間ベースの上昇率を約18%に伸ばした。新型コロナウイルス関連では、英オックスフォード大学とアストラゼネカのワクチンが接種を受けた人の大半に 感染予防効果があったことが示され、クルーズ船運航会社や航空会社の株が買われた。

  外国為替市場ではドルが主要10通貨の大半に対して上昇。IHSマークイットが発表した米総合購買担当者指数( PMI)速報値は予想を上回り、米企業活動が2015年3月以来の速いペースで拡大したことを示した。ユーロと円は他の主要通貨に比べ振るわなかった。

  主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は0.2%上昇。一時は約2年半ぶりの安値を付ける場面もあったが、PMIの発表後に上昇に転じた。ドルは対円では0.7%高の1ドル=104円54銭。ユーロは対ドルで0.1%安の1ユーロ=1.1841ドル。

  ニューヨーク原油先物相場は続伸。米国でのワクチン接種が12月12日までに始まることを「期待している」と、トランプ政権の「ワープ・スピード作戦」責任者が週末に 発言したことを受け、燃料需要の見通しが好転した。

  ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物1月限は64セント(1.5%)高の1バレル=43.06ドルで終了。ロンドンICEの北海ブレント1月限は1.10ドル(2.5%)高の46.06ドル。一時は3月以来の高値をつけた。

  金スポット相場は反落し、約4カ月ぶりの安値。新型コロナウイルスワクチンを巡る楽観の広がりや、米経済成長に 勢い拡大の兆しが示されたことを受け、逃避先としての金需要が抑制された。

  金スポット価格はニューヨーク時間午後2時27分現在、1.8%安の1オンス=1837.60ドル。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物2月限は1.8%安の1844.10ドルで終了した。

原題: U.S. Stocks Rise on Reopening Rotation; Gold Drops: Markets Wrap(抜粋)

Dollar Recovers from Two-Year Low; Yen, Euro Fall: Inside G-10(抜粋)

Brent Oil Hits Eight-Month High on Hopes for Vaccine in Weeks(抜粋)

Gold Extends Drop on Vaccine, Signs of Improving U.S. Economy(抜粋)

◎欧州市況:株下落、欧州債は利回り曲線がベアスティープ

  欧州株は下落。朝方の上げを失った。ユーロ圏の経済活動が縮小に逆戻りしつつあることが統計で示されたほか、米ブラックロックのストラテジストが域内の株式投資判断を「アンダーウエート」に引き下げたことが手掛かり。

  ストックス欧州600指数は0.2%安。一時は0.9%高となった。出遅れていたセクターに物色の矛先が向かい、エネルギーや銀行、鉱業といったシクリカル銘柄が上昇した。一方、ヘルスケアや家庭用品といった逃避先のセクターが下落。

  マイク・パイル氏らブラックロックのストラテジストは「向こう数カ月間は再導入された制限措置が活動の重しとなるだろう」と指摘、「新型コロナウイルス危機後の世界で欧州株は構造的な課題があるとみている」と述べた。

  欧州債市場では利回り曲線が緩やかにベアスティープ化した。英オックスフォード大学とアストラゼネカが開発した新型コロナウイルス感染症(COVID19)ワクチンを巡る朗報が手掛かりとなった。フランス債は償還期間の長い国債が特に売られた。イタリア債は上昇した。

  イタリア10年債利回りは2ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)下げて0.611%と過去最低に迫った。

  データの暫定的な分析によると、アストラとオックスフォード大のコロナワクチンの有効性は平均70%だった。他社が開発するワクチンと比べて移送しやすいという利点がある。

  ドイツ10年債利回りは1bp上昇してマイナス0.57%、フランス10年債利回りはマイナス0.34%。

原題: European Stocks Retreat as BlackRock Cuts on Virus Restrictions、European Curves Steepen on New Vaccine Boost: End of Day Curves

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