【パリ=三井美奈】世界的デザイナーの高田賢三さんが4日、パリ郊外の病院で死去した。AFP通信を通じて、広報担当者が発表した。新型コロナウイルスに感染し、入院していたという。81歳だった。
兵庫県姫路市生まれ。神戸市外大を中退後、文化服装学院で学んだ。1960年、新人デザイナーの登竜門「装苑賞」を受賞。65年に渡仏し「KENZO」ブランドを設立、パリコレクションで注目を集めた。
多様な文化や民族衣装などを学び、デザイナーとしてのオリジナリティーを磨き、時代の寵児(ちょうじ)となった。
93年にブランドを売却。いったん現役を退いた後、独立デザイナーとして日仏で活躍していた。今年1月にパリでインテリアの新ブランド「K3」を立ち上げていた。
紫綬褒章、フランス政府の芸術文化勲章などを受章。2004年のアテネ五輪の日本代表ユニホームのデザインを担当し、「この服を選手が着ることがパワーになってくれることを期待しています」などとコメントしていた。
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