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Sunday, March 29, 2020

〔GRAPHIC〕世界の金融市場、新型コロナと原油安を受けたこの3カ月 - ロイター

[ロンドン 29日 ロイター] - 新型コロナウイルスと原油価格崩壊が今年に入ってから世界の金融市場にどの程度打撃を与えたのだろうか?単純化して言えば、おそらく大恐慌以降で最も破壊的な売りに見舞われているだろう。

数字は圧倒的だ。世界の株式市場からは15兆ドルが消失し、原油価格は60%下落。ブラジルやメキシコ、南アフリカといった新興国の通貨は20%超下落した。

ボラティリティーと企業借り入れ市場のストレスは上昇。航空株の時価総額は半分が蒸発したほか、景気低迷で新たな政府債務危機の波が押し寄せるリスクもある。

この大惨事により、ダウ工業株30種が22%下落、S&P総合500種が24%下落、49カ国で構成されるMSCI全世界株式指数が約25%下落、FTSE100種が27%下落している。

参考までに、大恐慌最中の1932年に米国株式市場は四半期で40%下落した。S&Pとダウが2月半ばに過去最高値を再び付けたことは今回の急落をより一層激しいものにしたようだ。

中国株は比較的底堅く、ドル建てで11%安にとどまっているものの、その他の主要新興国市場では、主なコモディティー(商品)市場や通貨も値を下げる中、影響が大きく表れている。

ロシア株はドル建てで40%安、南アフリカ株も同程度値下がり。ブラジル株は50%安となっている。

主因は為替市場の激しい値動きで、この3カ国すべての通貨は今年に入ってから20%超値を下げている。また、商品市場の下落とも結びついている。

北海ブレント先物はこの四半期に62%下落し、1バレル=25ドル。新型コロナ危機だけではなく、サウジアラビアとロシアの価格戦争も原因となっている。

銅、アルミニウム、スチールといった工業用金属は15─22%安。農産品のコーヒーと砂糖はそれぞれ17%安、10%安。

ドイツ銀行のストラテジスト、ジム・リード氏は「金融市場史においてこれらはまさに歴史的な出来事だ。2020年は1929年、1987年、2008年とともに金融市場パニックの教科書に載るだろう」と指摘した。

<避難先>

避難先はあるものの、多くはない。

ネットフリックスやアマゾンといった在宅関連株はそれぞれ10%高、2.5%高。一部の専門医療機器関連株も値を上げている。

安全資産の米国債は13%のリターンとなっている。

ドルは新興国通貨に対して上昇。主要通貨に対しても上昇しているが、この2週間で上げ幅を縮小し、今四半期の上昇率は2%にとどまる見通し。

別の安全資産である円の上昇率は0.4%にとどまっている。スイスフランは対ドルで下落しているものの、対ユーロやその他多くの通貨に対しては急伸している。

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