米大リーグ機構は12日、今季からのルール変更を発表し、投打の「二刀流選手登録」を新設した。前年かその年に20イニング以上の投球と、野手での20試合以上の先発出場(1試合3打席以上)が条件で、今季に限り一昨年の成績も適用されるためエンゼルスの大谷翔平は満たした。

大谷は2018年に51回2/3を投げ、打者で82試合に先発出場した。昨季は右肘手術の影響で登板がなかった。

出場選手登録は25人から26人に拡大し、9月1日以降は従来の40人までから28人に縮小。投手は8月いっぱいまで最大13人、9月1日以降は14人に限られるが、二刀流選手は制限を受けない。

投手は負傷しない限り少なくとも打者3人、またはイニング終了まで投げることも義務化された。投手や二刀流選手が負傷者リストに入った際、復帰までは従来の最低10日間から15日間に延びた。監督がビデオ判定を求めるかどうかを決める時間は30秒から20秒に短縮された。(共同)