財務省と金融庁、日本銀行の幹部は25日夕、新型コロナウイルスの世界的な感染拡大への懸念が高まる中で、株式や為替相場が大きく変動したことを踏まえ、国際金融資本市場の動向について意見交換した。武内良樹財務官は会合後、引き続き「市場動向を緊張を持って見守っていくことで一致した」と記者団に語った。
武内氏は、週明けの世界の株式市場の変動について、「新型コロナウイルスがどれくらい影響があるのか、そういったことについての警戒感から、世界の市場は一様にそのような動きを示した」と述べた上で、イタリアへの感染拡大などから「どこまで感染が広がるのか、不安感が以前よりも大きくなった」と語った。
為替については「水準について申し上げる立場にない」と述べるにとどまった。為替や市場が動いた場合の対策について、今後さらに状況が変われば、必要な対応策は政府と日銀が一体となって考えていかなければならないとの認識を示した。
新型コロナウイルスの感染拡大による世界経済の影響が不安視される中、24日のニューヨーク外国為替市場ではリスクの逃避先とされる通貨が買われ、円相場は対ドルで一時110円30銭台と１％余り 上昇。25日の東京株式市場では 日経平均株価が一時1000円を超す値下がりとなった。
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February 25, 2020 at 04:45PM
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「市場動向を緊張持って見守る」と武内財務官、相場変動で３者会合 - ブルームバーグ
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