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Wednesday, February 12, 2020

28年度の取扱量1割増 中央卸売市場再整備 目標盛り報告書 - 中日新聞

報告書の内容を説明する水野一郎座長=金沢市役所で

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 老朽化している金沢市中央卸売市場(西念)の再整備に向け、将来像などを議論してきた検討会は十二日、市役所で山野之義市長に報告書を提出した。二〇二八年度の目標取扱数量として、青果は十万トン、水産物は五万トンと一八年度を約一割上回り、花きは現状維持の二千五百万本を掲げた。推計ではいずれも下回る見込みだが、将来は北陸だけでなく国内外の生鮮品を扱う市場を見据える。

 一八年度の取扱数量は青果八万五千四百四十トン、水産物は四万六千七百九十七トン。市の推計では、十年後の二八年度は青果が約五千三百トン減、水産物は約三千八百トン減、花きは約六百万本減となっている。同市場は現在、北陸地方の産品を中心に取り扱っており、現状のままだと、人口減少や、市場を通らない輸入品の流通が増えると推測されるためだ。

 水野一郎座長(金沢工業大教授)は「北陸新幹線開業で北陸の食文化が見直され、金沢の市場は北陸の拠点になりつつある。今のままではマイナスだが、市場のグローバル化が進む中、金沢は、国内外の食の拠点になるプラスの面もある」と強調した。

 主要な施設の面積は概算で、青果・水産物・花きを合わせて、現在の三万三千九百平方メートルの七〜八割にあたる二万二千三百〜二万五千六百五十平方メートルになる見込み。今後、詳細な規模を算定する。

 再整備について市は一八年度、公設を維持し、市公設花き地方卸売市場(二口町)を廃止して中央卸売市場に組み入れ、現在地で建て替える方針を決めている。着工時期は未定で、新年度の検討会でスケジュールを明らかにする。

 報告書では、市民や観光客が新鮮な食材を味わえる飲食・物販施設の併設や、品質管理向上のため完全閉鎖型とすることなども盛り込まれた。

 山野市長は「市場の機能だけでなく、まちづくりの視点からも議論していただいた。安全で働きやすい環境を、スピード感を持ってつくっていく」と話した。(堀井聡子)

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