欧米市場の株式、債券、為替、商品相場は次の通り。
◎NY外為:ドル指数、10月以降最大の下げ-ユーロは大幅上昇
27日のニューヨーク外国為替市場ではドルが下落。ドル指数は10月以降最大の下げ幅で、今年最後の金曜日を終えた。ユーロは8月以降最大の値上がり。スイス・フランはドルに対し、月間ベースでほぼ2年ぶりの大幅高となった。
- 主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は、ニューヨーク時間午後4時現在で0.4%下落。下げ幅は10月11日以降で最大。週間では0.5%下げた。月間で1.1%下げ、年初来の上昇分を消した。この日のドルは主要10通貨すべてに対して下落
- ショーン・オズボーン氏らスコシアバンクのチーフ外為ストラテジストは、主要国の統計や中央銀行当局者のスピーチがないと指摘し、「市場ではリスクオンのムードが続く可能性が高い状況であり、イベントリスクは極めて限定的だ」と顧客リポートで分析
- ドルは対スイス・フランで一時0.8%下げ、8月26日以来の安値
- ユーロは対ドルで0.7%高い1.1173ドル。週間では0.9%の値上がり。先週は0.4%下げていた
- CIBCの北米外国為替戦略責任者ビパン・ライ氏は、「持続的に上値を追っていけるかどうかは、1.12ドルの水準を断定的に上抜ける勢い次第だ」と顧客リポートで指摘
- ドルは対円で0.2%安の109円45銭
- 分析モデルに基づくと、月末のリバランスの影響はドルにネガティブとなる一方、円が最も支援を受ける見通し
原題:Dollar Falls Most Since October; Euro Surges: Inside G-10(抜粋)
◎米国株・国債・商品:株は最高値圏で伸び悩む、国債上昇-金は続伸
27日の米株式市場では買い勢いが失速し、主要指数は高安まちまちとなった。米国株の時価総額は今年、5兆ドル余り拡大している。
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S&P500種株価指数はわずかに上昇して最高値を更新。前日に初めて9000を突破したナスダック総合指数は、この日は下落。大型株の上昇にけん引され、ダウ工業株30種平均は最高値を更新した。米国債は値上がり。
S&P500種は前日比0.11ポイント上昇の3240.02。ダウ平均は23.87ドル(0.1%)高の28645.26ドル。ナスダック総合は0.2%下落。ニューヨーク時間午後4時36分現在、米10年債利回りは2ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の1.87%。
S&P500種は12月に大きく上昇してきたが、テクニカル分析ではピーク形成の兆候が出てきている。
元メリルリンチのトレーダーで、市場分析のニュースレターを創設したトム・エッセイ氏は「今後数日にこの上昇局面を阻むようなニュースやイベントは、まず思い当たらない」とリポートで指摘。その一方で、「12月の上昇はほぼすべて、何ら材料に基づいていない。これは楽観をやや抑える要因になるだろう」と述べた。
ニューヨーク原油先物相場はほぼ変わらず。3カ月ぶり高値を維持した。週間ベースでは4月以降で最長の連続上昇。株高につられたほか、政府の在庫統計も手掛かりとなった。米エネルギー情報局(EIA)の統計によれば、原油在庫は2カ月ぶりの水準に減少。米石油受け渡し拠点であるオクラホマ州クッシングの在庫は、約1年ぶりの低水準となった。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物2月限は4セント(0.1%)高の1バレル=61.72ドルで終了。週間では2.1%上げて、4週連続上昇。ロンドンICEの北海ブレント2月限は24セント高の68.16ドル。
ニューヨーク金先物相場は続伸。ドルの下落を背景に、代替資産としての金の需要が高まった。金は週間ベースでは約4カ月ぶりの大幅高。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物2月限は0.2%高の1オンス=1518.10ドルで終了。一時は1519.90ドルと、10月25日以来の高値を付けた。週間では2.5%上げて、8月以来の大幅上昇。
原題: Stocks Struggle Near Record Highs; Dollar Falls: Markets Wrap(抜粋)
Oil Posts Longest Run of Weekly Gains Since April on Crude Draw(抜粋)
Gold Registers Best Week Since August After Rally Gathers Pace(抜粋)
◎欧州債:イタリア債が周辺国債の上げを主導、リスク許容高まる
27日の欧州債はイタリア債が上昇。ユーロ圏周辺国債の上げをけん引した。リスク許容の高まりが世界的な市場の方向性を決定づけた。比較的高利回りのイタリア債は特に上昇し、政局の不透明感を反映した朝方の下げから切り返した。
- この日は中核国債がアンダーパフォーム。年末で薄商いの中、利回りは小幅に低下した
- イタリア10年債利回りは一時6ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下。同国のフィオラモンティ教育相が辞表を提出したことから政権への不安が高まり、取引開始直後のイタリア債は利回りが上昇していた
- ポルトガル、スペイン債はいずれも上昇した
- ドイツ10年債利回りは1bp下げてマイナス0.25%、英10年債利回りは1bp下げて0.76%、イタリア10年債利回りは4bp下げて1.37%
原題:Italy Leads Peripheral Euro-Area Bond Gains; Bunds Edge Higher(抜粋)
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December 28, 2019 at 05:12AM
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12月27日の海外株式・債券・為替・商品市場 - ブルームバーグ
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