世界経済が深刻な低迷に陥ってから2カ月が過ぎ、一部の中南米主要国ではリセッション(景気後退)に立ち向かうための主要な手段を失いつつある。政策金利の引き下げという手段だ。
ペルーやチリはすでに借り入れコストをほぼゼロに引き下げ、混迷する経済を救済するには異なる方策の検討を迫られている。ブラジルやコロンビアも近く同じ運命をたどるとみられている。
金利がゼロ付近まで低下し金融政策が効力を失う、いわゆる流動性のわなはこれまで、経済大国を何年間も苦しめた。ノーベル経済学賞受賞者のポール・クルーグマン氏は、今では新興市場諸国にもこのわなが及んでいると論じる。
クルーグマン氏は8日の電話インタビューで、「発展途上国では流動性のわなが起こり得ないという論理は成り立たない」と述べた。
日本や英米などは信用力のある債務国としての歴史も長く、刺激策のために資本を借り入れる「余地が大きい」とクルーグマン氏は指摘。その上で新興市場国が財政刺激策を投入できる力には限界があるとの見解を示した。
同氏は「私が新興市場国の財務相だとすれば、ある程度は刺激策が必要だと主張するかもしれないが、今の欧州や米国で見られるような規模で行うことには恐らく神経質になるだろう」と述べた。
原題: Krugman Says the Liquidity Trap Has Spread to Emerging Markets(抜粋)
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May 13, 2020 at 12:19AM
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クルーグマン氏、流動性のわなは新興市場国にも波及していると警告 - ブルームバーグ
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