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Wednesday, January 8, 2020

ロンドン株式市場=横ばい、米イランの緊迫化巡る不安後退 - ロイター

    [8日 ロイター] - 
 <株式指数>                 終値   前日比      %   前営業日  コード
                                                          終値  
 FTSE100種          7574.93    +1.08   +0.01    7573.85          
 
    
    ロンドン株式市場はほぼ横ばいで取引を終えた。序盤はマイナス圏で取引されたもの
の、米イランの緊張が一段と高まることはないとの見方から終盤にかけて持ち直した。
    イランは先週起きた精鋭部隊の司令官殺害への報復としてイラクに駐留する米軍の拠
点をミサイルで攻撃した。相場は当初、不安定になったものの、徐々に楽観的な見方が広
がった。OANDAのアナリスト、クレイグ・アーラム氏は、イランの動きについて市場
は「危害を与えるというよりも象徴的な報復」と捉え、「その場合、米国が武力で反撃す
る正当性が弱まる」と指摘した。
    取引の終了間際には、トランプ米大統領が、イランとの緊張緩和を望むことを示唆し
た。
    シティ・インデックスのアナリスト、ケン・オデルガ氏は「短期的には、市場は不安
を抱きつつも再度、落ち着きを取り戻そうとするだろう」と指摘。中東情勢緊迫化のリス
クは不安材料として残るとも付け加えた。
    医療サービスのNMCヘルスは15.9%、決済プラットフォームのフィナ
ブラーは18.4%それぞれ下落した。主要株主が割安価格で株式を売却したこ
とが嫌気された。フィナブラーの外貨両替事業トラベレックスがウィルス攻撃を受けたこ
とを追認したことも売り材料となった。
    油田サービス会社のウッド・グループは7.6%下落した。英国の競争・市場
庁(CMA)が、ウッド・グループによる米エンジニアリング会社ジェイコブズ・エンジ
ニアリング・グループへの原子力事業売却を調査するとしたことが嫌気された。
    中型株で構成するFTSE250種指数は0.83%下落した。欧州中央銀
行(ECB)当局者が、英国が2020年12月までに欧州連合(EU)と通商協定を結
べない可能性があると指摘したことで、国内経済に左右されやすい銘柄が売られた。
    

    
 (い)

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January 09, 2020 at 02:24AM
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