年末の市場に９カ月ぶりに競りの声が響いた――。運営会社の倒産で今春から閉鎖されていた大分県中津市の台所「地方卸売市場中津魚市場」が２８日、再開した。仲買人や鮮魚店主らは「正月に間に合った」と喜び合っていた。
市場にはハモやコチ、ナマコなど地ものを中心に多くの魚介類が並んだ。午前６時、約１００人の買い受け人が参加して競りが始まり、次々と競り落とされていく。宇佐市の長洲漁港で揚がったマダイには、通常の相場の数倍という４万円のご祝儀価格もついた。
中津市内で約６０年間鮮魚店を営む嶋藤満さん（８７）は「思うような魚を調達できずに苦しんできたが、これでお客さんに届けられる」と笑顔を見せた。
ただ、消費者の魚離れや漁業者…
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December 29, 2019 at 01:00AM
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大分）年末の市場に9カ月ぶり競りの声 中津魚市場再開 - 朝日新聞社
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