ことしは、いわしの当たり年！
安い時期においしいいわしを食べたいところですが、青魚の生臭さが苦手という方もいらっしゃるのでは？
そこで今回は、魚の魅力を伝える“魚の伝道士”上田勝彦さんに、いわしの臭みを取り除き、うまみをしっかり味わうウエカツ流の調理法を教えてもらいました。
臭みを取ってうまみを閉じ込める！いわしの酢締めサラダ
さん
いわしの臭みを取るには、下ごしらえが大事。まずは、下ごしらえからしっかり紹介するよ！
＜材料＞※分量はお好みです
・いわし（刺身用・三枚おろし） ※皮付きでOK
・塩
・酢
・新たまねぎ
・しょうが
・みょうが
・レモン
・みりん
・ごま油
＜下ごしらえ＞
（1）いわしを流水でさっと洗い流し、臭みの元になる血や体液をしっかりふき取る
（2）塩をまんべんなく振り10分ほど置き、塩の浸透圧で臭みを引き出す
（3）（2）を酢水で洗い、水分と塩を落とす
※酢水で洗うことで、血や体液を瞬時に固めて落としてくれる
＜作り方＞
（1）下ごしらえしたいわしを、酢に10分ほど漬ける ※漬ける時間はお好みで
（2）新たまねぎ・みょうが・しょうがを千切りにしておく
（3）（1）を食べやすい大きさに切る
（4）レモンとみりんで甘酸っぱいドレッシングを作り、（2）と（3）を合わせる
（5）最後にごま油をかける
※ごま油をかけることで、食べた終わったあと、口に残るいわしの臭みをなくす
上村リポーター
青魚の臭みがまったくない！！いわしを酢締めにすることで、身がキュッと引き締まり、うまみが凝縮しますね。
最後、いわしとごま油が合わさり、香ばしい味がいつまでも口の中に広がります！
下ごしらえをしっかりやれば、いわしの臭みはほとんど感じることがなくなると思います。
ごま油が最後までいわしの味につきあってくれる。相性も抜群だね！
甘辛いたれがよく合う！フライパンでいわしのかば焼き丼
脂が乗ったいわしは甘辛いたれにもよく合うよ！
フライパン1つで簡単にできるのもおすすめのポイント！
＜材料＞※分量はお好みです
・いわし（背開き）
・しょうが
・長ネギ
・塩
・酒
・濃い口しょうゆ
・みりん
・片栗粉
＜下ごしらえ＞
（1） いわしを流水でさっと洗い流し、臭みの元になる血や体液をしっかりふき取る
（2）塩と酒（少量）で臭みを取る
※酒の有機酸が臭み成分を中和してくれる
＜作り方＞
（1）下ごしらえしたいわしに片栗粉をまんべんなくつける
たれがしっかりしみ込むよう、2回に分けてつけ、衣を厚くする
（2）フライパンに油を注ぎ、（1）を腹側から焼いていく
（3）箸でもっても崩れないくらいかたくなったらひっくり返す
（4）しょうゆ・酒・みりんで作ったたれを回しかけ、味がしみ込んだら火を止める
（5）ごはんをよそり（4）を乗せ、千切りにしたしょうがと長ネギをたっぷり添えたらできあがり
上村リポーター
いわしがやわらかくて、脂が乗っていて、とってもおいしいです！
しょうがと長ネギが後味をすっきりさせてくれ、ごはんが進みますね～！！
これは、我を忘れて食べ続けたくなるような、脳天を貫く味でしょ！
冷めてもおいしいのでお弁当にもぴったり！ぜひ作ってみてほしいね。
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