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Sunday, February 2, 2020

春節明け上海市場の株安進む、8・7%低下 - 読売新聞

 春節休暇が延長されたことに伴い、11日ぶりに取引を再開した中国市場は、経済の先行きを懸念する見方から株安・元安が進んでいる。

 株式市場では、市場全体の値動きを示す上海総合指数が取引開始直後に前営業日(1月23日)終値比8・7%低い2716・7ポイントと、2019年2月以来、約1年ぶりの水準まで値下がりした。新型肺炎の感染拡大が止まらず、中国経済への打撃が大きくなるとの見方から、自動車関連株や交通・運輸関連株など幅広い銘柄で売り注文が膨らんでいる。

 外国為替市場では、中国人民銀行(中央銀行)が通貨・人民元の取引の目安となる基準値を、前営業日(1月23日)より0・0373元の元安・ドル高となる1ドル=6・9249元に設定した。だが、中国経済の先行き懸念から元を売ってドルを買う動きが優勢となり、人民元相場は午前10時(日本時間午前11時)過ぎに、約1か月ぶりの元安水準となる1ドル=7・0元台で取引されている。

 人民銀は取引再開前日の2日、公開市場操作で金融市場に1兆2000億元(約18兆7000億円)を供給すると発表するなど異例の措置を打ち出した。だが、北京市や上海市、広東省など主要都市は感染拡大を防ぐため、春節休暇明け後も9日まで管内企業に出勤を控えさせるよう通知を出すなど経済活動の低迷は深刻で、市場の動揺は収まっていない。

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February 03, 2020 at 09:18AM
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