欧州市場の主要指標11時半 ポンドや円、小動き 重要イベント控え様子見 - 日本経済新聞

【NQNロンドン】11日午前のロンドン外国為替市場で、英ポンドは対ドルで小動き。英国時間11時半の時点では、前日の16時時点に比べ0.0020ドルのポンド安・ドル高の1ポンド=1.3140～50ドル。

あす12日に英総選挙の投開票を控えて、積極的な取引は手控えられている。

ユーロは対ドルで横ばい。前日16時時点と同水準の1ユーロ=1.1080～90ドル。12日から欧州中央銀行（ECB）理事会や欧州連合（EU）首脳会議の開催を控えて、ユーロ相場にも様子見ムードが広がっている。

円は対ドルで小動き。10銭円高・ドル安の1ドル=108円60～70銭で推移している。11日午後の米連邦公開市場委員会（FOMC）結果や、パウエル米連邦準備理事会（FRB）議長の記者会見を前に値動きは限定的だ。

英株価指数のFTSE100種総合株価指数は11時半時点で、前日の終値に比べ0.09%安と小幅安で推移している。英総選挙を前に取引は低調だ。スポーツ関連小売りのJDスポーツ・ファッションが大幅に下落している。大株主が一部保有株を売却したとの報道を材料に売りが広がった。保険株や住宅建設株にも売りが出た。堅調な銅相場を背景に鉱業株は上昇。銀行株と医薬品も上げている。

欧州各国の主要株式相場はいずれも小動きでまちまちとなっている。ドイツ株式指数（DAX）とスペインのIBEX35は小幅高。フランスのCAC40とイタリアのFTSE・MIBは小幅安。

ロンドン原油市場（ICEフューチャーズ）で北海ブレント先物相場は1バレル63.85ドル付近に下げ幅を広げた。米国時間の10日に発表になった統計で米原油在庫量が市場予想に反して増加し、売りが優勢になっている。

ロンドン地金市場協会（LBMA）の金価格は1トロイオンス1467.05ドル前後に上昇。ロンドン金属取引所（LME）で銅先物相場も小幅に上昇している。

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December 11, 2019 at 07:11PM
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